CASES
建築材料の透湿性測定 (カップ法)
測定概要
湿度の高い日本において、建物内の湿度維持や結露対策などは非常に重要となります。特に建物の気密性が上がっている現代において、壁や屋根などの湿気物性値は、建物を設計する上で欠かせない重要なパラメータとなっております。本測定では、湿気物性値のうち、透湿係数、透湿抵抗、透湿率を測定することができます。これらの用語は、JIS A 1324では次のように定義されています。
「透湿係数」
材料の両側の水蒸気圧差を一定に保った時に、材料を単位時間当たりに透過する水蒸気の質量 (以下、透湿量という) を材料の両表面間の単位水蒸気圧差当たり、材料単位面積当たりに換算した値
「透湿抵抗」
透湿係数の逆数
「透湿率」
単位厚さ当たりの透湿係数

操作手順
測定は、透湿カップに吸湿剤を封入し、一定間隔の秤量操作を繰り返し、カップの質量増加を水蒸気の透過量として評価します。
測定事例
サンプル情報
断熱材製品A
測定条件
試料寸法 :30 cm × 30 cm
透過面積 :25 cm × 25 cm
厚さ :25 mm
測定温度 :23 ℃
測定湿度 :50 %RH
準拠規格 :JIS A 1324
測定結果
| 断熱材製品A | |
| 材質 | 押出法ポリスチレンフォーム (スキン層なし) |
| 透湿係数 実測値 | 79 ng/(m2・s・Pa) |
| 透湿係数 規格 (厚さ 25 mm) | 145 ng/(m2・s・Pa) 以下 |
→ 結果から、規格の規定値以内であることが確認できました。
規格
◆JIS A 1324:建築材料の透湿性測定方法 (カップ法)
◆JIS A 9521:建築用断熱材 (透湿係数)
用途
◆建築材料の性能試験
◆建築用断熱材のガスバリア性評価
Q&A
どのように依頼をすればいいですか?
まずは、お問合せフォームよりお問い合わせください。
下記の内容をできる限りご記入いただき、分析の可否等を折り返しご連絡差し上げます。
①分析目的
②測定条件:ご指定の温度、湿度
③試料情報:形状、サイズ、材質、数量、予想値、取扱注意点、切断可否、透過方向、予備試料の支給の有無など
④希望納期
⑤報告形式:報告書フォーマット
必要なサンプルサイズは?
試料の大きさは 30 cm × 30 cm、厚さは 50 mm以下であれば測定可能です。容易にカットできる試料であれば、大きめにご提供いただき、技術担当者にて適当なサイズにカットして測定いたします。
納期はどれくらいですか?
基本的に試料受領後、15営業日~20営業日でメールにて速報いたします。
(装置の空き状況、試験状況により納期が前後する場合がございます)
お急ぎの場合は、可能な限りご要望にお応えいたしますので、まずはお気軽にお問合せください。
(別途、特急料金が発生する場合もございます)
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JIS法では評価できない成形品を、自社開発治具で評価致します。
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