COLUMN
お役立ち情報
組成分析・構造解析
2025.09.18
全有機体炭素測定の原理
原理
TOCとは全有機体炭素(Total Organic Carbon)のことを言い、水中において水素や酸素などと結合して有機化合物を構成しています。つまり、水中の有機物の総量を、有機物中に含まれる炭素量で示したものです。試料に酸を加えることでpHを2以下にした後で通気をし、無気体炭素(IC)を除去します。IC除去後の試料を680℃に加熱した燃焼管内に入れることにより、試料中のTCが燃焼または分解され二酸化炭素が生成されます。こうして出来た燃焼生成物を含むキャリアガスが燃焼管から除湿器に移動することで、冷却・除湿されます。その後、ハロゲンスクラバを通り、非分散型赤外線式ガス分析部(NDIR)のセルにおいて二酸化炭素が検出されます。これを一般に、「燃焼酸化-赤外線TOC自動計測法」と呼びます。

試料受け入れ条件:TOC(全有機体炭素)測定計

用途例
- 水中の有機物量の管理指標
- 生物処理水の有機物量測定
- 上水の有機物量測定
- 工業用水・工業排水の有機物量測定
- JIS G 1211-3(2013):鉄及び鋼ー炭素定量方法ー第3部:燃焼赤外線吸収法
- JIS R 1603(2007):ファインセラミックス用窒化けい素微粉末の化学分析方法
- JIS R 1616(2007):ファインセラミックス用炭化けい素微粉末の化学分析方法
- JIS R 6124(1998):炭化けい素質研削材の化学分析方法