CASES
樹脂・ゴムの劣化分析
はじめに
樹脂・ゴムは、添加剤が揮発したり、熱や光により添加剤成分が変化することで、劣化が進み、もろくなるなど、特性が失われると考えられます。成分の変化を分析することで、劣化の状態の確認をして、対策につなげます。顕微鏡観察、FT-IR、GC/MSにより劣化の原因を調査し、総合的に判断を行います。
問題でお困りのお客様は、気軽にお問合せください(相談無料)。
弊社技術者が直接お打ち合わせさせていただき、問題解決の道筋をご提案します。
外観写真・分析概要
劣化による成分の変化や状態変化について、新品と劣化品を比較することで確認します。

Fig.1 樹脂・ゴムサンプル(例) Fig.2 樹脂・ゴムサンプル顕微鏡拡大写真
【硬さ測定】
物質の硬さを定量的に表現するのが固さ測定です。
ゴムは劣化すると硬さが変化します。そのため、劣化具合は硬さを調べることで把握できます。
ゴムの硬さの変化は、ゴムの分子構造が変化することによってみられます。高温雰囲気に置いたり、薬液に漬けておくと分子構造が変化し、柔らかくなったり硬くなったりします。
分析結果
FT-IRにより、「新品」と「劣化品」を比較分析した結果、「劣化品」からは、二重結合の生成、樹脂の低分子化が確認できました。(Fig.3)
Fig.3 FT-IR比較分析結果
TD-GC/MSにより、「新品」と「劣化品」を比較分析した結果、「劣化品」は、酸化防止剤であるジブチルヒドロキシトルエン及び硬化剤である4,4‘-ジアミノジフェニルメタンなど添加剤の減少が確認できます。(Fig.4)
Fig.4 TD-GC/MS 比較分析結果
光や揮発により、添加剤が減少して、劣化が進んだと推定されました。添加剤の種類変更及び適正量などの検討が必要となります。
実績
- 製品表面の観察と成分分析
- 電子基板のフラックス充填不足部位の成分調査
- 建材塗料不良部の成分分析
- 製品フィルムの成分比較分析
- 自動車部品のクラック部の付着物分析
用途例
- 樹脂製品の劣化解析
- ゴム製品の劣化解析
- 製品表面の観察と成分分析
Q&A
分析を依頼したいのですが、どのように相談したらいいですか?
弊社問い合わせフォームよりご相談いただき、その際に詳細な情報(サイズが分かる写真、環境条件)などをいただけるとよりスムーズに提案できます。
分析依頼をしてから、どれくらいで分析結果をもらえますか?
試料受領後、翌日起算10営業日程度でメール速報差し上げます。
お急ぎの場合は、可能な限りご要望にお応えします。
別途、特急料金を頂く場合もございます。