CASES

シックカー分析 (車の部品・材料からの揮発成分分析)

お電話でのお問い合わせ

0120-75-2036

平日
8:30-17:00

揮発性有機化合物 (VOC)とは、揮発性有機化合物 (Volatile Organic Compounds)の略称で、常温で揮発しやすい有機化合物のことです。VOCによる室内空気汚染を原因とした健康被害である「シックハウス症候群」を発端に、自動車の車内環境も注目されるようになりました。

 

自動車メーカーは、内装材から揮発するVOCの低減に取り組んでおり、
当社では、各自動車メーカーが指定した手法に基づき、お打合せをさせていただき測定を実施いたします。

分析概要

サンプリング方法の例

  • サンプリングバック法

 テドラーバックの中に試験片を入れ、窒素ガスを封入して指定温度で加熱し捕集管にサンプリングします。

Fig.1 サンプリングバッグ法Fig.1 サンプリングバッグ法

 

  • チャンバー法

 金属製のチャンバーに試験片を入れ指定温度に加熱し、清浄空気を循環させながら捕集管にサンプリングします。

Fig.2 チャンバー法Fig.2 チャンバー法

  • 加熱脱着法

 試験片を直接加熱炉に入れて指定温度に加熱し、ヘリウムガスを流しながらサンプリングします。

Fig.3 加熱脱着法Fig.3 加熱脱着法

 

分析方法

  • 炭化水素化合物類の分析

 炭化水素化合物類をTenax管に捕集しガスクロマトグラフ質量分析計 (GC-MS)に導入して測定します。

Fig.4 Tenax管とGC-MSFig.4 Tenax管とGC-MS

  • アルデヒド類の分析

 アルデヒド類をDNPHカートリッジに捕集し、高速液体クロマトグラフ (HPLC-UV)にて測定します。

Fig.5 DNPHカートリッジとHPLCFig.5 DNPHカートリッジとHPLC

分析結果

規定された測定成分について分析を行った結果、以下のような結果が得られました (Table 1)。

Table 1 シックカー分析結果例

測定項目 成分量 (µg/個) 測定方法 
ホルムアルデヒド 5未満 DNPH誘導体化固層吸着-
溶媒抽出-
高速液体クロマトグラフ (HPLC)法
アセトアルデヒド 5未満
トルエン 5未満 TENAX吸着-
加熱脱着-
ガスクロマトグラフ質量分析 (GC/MS)法
キシレン 5未満
エチルベンゼン 5未満
スチレン 5未満
テトラデカン 5未満
フタル酸ジ-n-ブチル 0.1未満
フタル酸ジ-2-エチルヘキシル 0.15未満

用途例

  • 自動車内装金属部品
  • インストルメントパネル (インパネ)
  • ドアトリム
  • 電装部品
  • カーペット
  • シート
  • 機構部品

関連規格

  • JASO M902:自動車部品-内装材-揮発性有機化合物拡散測定法 (公益社団法人自動車技術会)
  • ISO 12219:Interior air of road vehivles
  • VDA 277:ヘッドスペース-GC法による有機化合物拡散量測定法 (ドイツ自動車工業会)
  • VDA278:加熱脱離-GC/MS法による有機化合物拡散量測定 (ドイツ自動車工業会)