CASES
材料中の残留溶媒定量分析
はじめに
材料中に有機溶媒が残留していると、環境を汚染したり、人体に悪影響を及ぼす可能性があります。
また、所望する特性・機能が得られないという問題が生じる可能性があります。
そのために、材料中に残留溶媒がどの程度残留しているのかを分析し、納品先での受け入れ基準の適合証明とすることができます。納品先の基準をご確認いただき、お気軽にお問合せください。(相談無料)
試験概要
試料の前情報を確認し、下記 (Table 1)にならい、前処理方法を決定します。
(材質・使用条件・残留のおそれのある有機溶剤成分)
Table 1 試料の条件による前処理法の選定
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試料の使用条件 |
常温 または 加熱無 |
常温 加温による揮発成分の確認 |
加熱有 加熱による揮発成分の確認 |
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前処理方法 |
試料及びターゲット成分が |
ヘッドスペース法 |
ヘッドスペース法または加熱脱着法 |
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全て溶ける |
溶けない |
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溶剤に溶解 |
溶剤中で |
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(方法①) |
(方法②) |
(方法③) | ||
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メリット |
・試料中に含まれる全てのターゲット成分を確認することができる |
・試料中にターゲット成分の妨害物質が含まれる場合、その混入量削減の可能性がある |
・試料のみを直接前処理するため、溶剤によるコンタミがない |
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注意点 |
・試料の溶かし込みに必要な溶剤が増えるほど、定量下限値が上がる |
・試料を全て溶かし込めないため、抽出できた範囲の成分しか確認できない |
・試料形状により、熱のかかり方が変わることから、ガス発生具合が異なるおそれがある |
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※その他状況に応じて適した前処理方法をご提案させていただきます。
また、ご希望の条件等ございましたら、お気軽にお問合せください。
外観写真・分析概要
試料を有機溶媒に溶解し、ガスクロマトグラフ質量分析計に供します。
Fig.1 ポリマーサンプル
分析結果例
ガスクロマトグラフ質量分析法により、有機溶媒の残留の程度を確認できました。
Table 2 残留溶媒の分析結果
用途例
- 基材の残留溶媒の有無の調査
- 試薬の残留有機溶剤の有無の調査
Q&A
どのように依頼をすればよいですか?
まずは、問い合わせフォームよりお問合せください。下記の内容を可能な限りご記入いただき、分析可否等を折り返しご連絡いたします。
・分析目的
・評価内容
・希望納期
・試料情報:形状、サイズ、材質、数量、取扱注意点、予備 試料の支給の有無等
・分析方法 (条件):前処理、対象成分等
必要なサンプル量は?
サンプルの状態や材質によりますが、おおよそ10 g以上ご提供いただければ、分析可能です。
少ないサンプル量でも、実施できる方法を検討いたしますので、お気軽にお問合せください。
納期はどれくらいですか?
基本的に、試料受領後10営業日程度でメール速報差し上げます。
追加料金が発生する場合もありますが、特急納期対応も可能です。
試料はどのように渡したらよいですか?
汚染のおそれのないガラス容器に入れてください。または、アルミ箔の光沢の少ない面が内側 (試料接着側)となるように包み、アルミ箔が破れないよう袋などに入れてお渡しください。
適切な容器をご用意させていただくことも可能です。
お気軽にお問合せください。