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製品原料のにおい成分分析

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平日
8:30-17:00

はじめに

製品の原料には特有のにおいを持つものがあります。分析を通じて、そのにおいの原因となる成分を推定し
効果的な対策につなぎます。においの問題でお困りの場合は、まずはお気軽にお問い合わせください。

試験概要

Table 1 試料状態とにおい発生状況による前処理法の関係

試料状態  常温~約80℃程度 約80℃~約200℃程度 200℃~
固体

・ヘッドスペース法
・加熱脱着法 (HSSE法)

・ヘッドスペース法
・抵抗加熱式石英管加熱法

・加熱脱着法
・抵抗加熱式石英管加熱法

液体

・抵抗加熱式石英管加熱法

測定法 ガスクロマトグラフ質量分析法 (GC/MS)

※その他、状況に応じて適した前処理・測定方法をご提案させていただきます。

①ヘッドスペース法

試料をバイアルに封入し、そのバイアルを指定温度で加温することにより、試料中の有機成分を強制的に気相中に放出させます。気相部分をガスシリンジにより分取し、ガスクロマトグラフ質量分析計へと導入することで、分析を行います。

②加熱脱着法とは

加熱脱着管に試料を導入し、専用の前処理装置により指定温度に加熱することで、発生したガス成分を
直接ガスクロマトグラフ質量分析計へと導入して分析を行います。

 

HSSE法

HSSE法とはHead Space Sorptive Extractionの略であり、PDMS (ポリジメチルシロキサン)をコーティングしたスターバーを試料と共にバイアルに封入し、PDMSに成分を吸着させます。成分を吸着させたスターバーを取り出し、専用装置にて加熱することにより吸着させた成分を強制的に脱離させ、ガスクロマトグラフ質量分析計へと導入して分析を行います。

③抵抗加熱式石英管加熱法

磁性ボートに試料を載せ、指定温度 (高温)に加熱された炉の中へ試料を皿ごと導入し、発生したガスを排気口からサンプリングをします。得られたガスを、ガスシリンジにより分取し、ガスクロマトグラフ質量分析計へと導入することで、分析を行います。

測定例

Fig1.容器に封入した液体サンプルFig.1 容器に封入した液体サンプル

試料を密閉容器内で加温し気化した成分を容器上部 (ヘッドスペース)からシリンジで採取してGC/MS分析します。

分析結果例

ガスクロマトグラフ質量分析計で得られた成分ピーク(Fig.2)を同定し、その成分の嗅覚閾値の知見から、におい成分の推定を行いました。

GC/MS測定における成分のピークと推定したにおい物質

GC/MS測定における成分のピークと推定したにおい物質Fig.2 GC/MS測定における成分のピークと推定したにおい物質

※においの強い成分は、ごくわずかな量でも感知されます。
 しかし、においが弱い気体サンプルでは、におい成分の量が少ないため、推定が難しい場合があります。

まずは、問い合わせフォームよりお問合せください。
下記の内容を出来る限りご記入いただき、分析の可否等を折り返しご連絡差し上げます。
・分析目的
・評価内容
・希望納期
・試料情報:形状、サイズ、材質、構造、数量、取扱注意点、予備試料の支給の有無など
・分析方法(条件):前処理、分析箇所、分析範囲など

試料の状態や材質によりますが、おおよそ10g以上ご提出いただければ、分析可能です。

少ないサンプル量でも、実施できる方法も検討いたしますので、お気軽にお問合せください。

基本的に試料受領後、10営業日程度でメール速報いたします。

追加料金で特急納期対応もいたしますので、まずはお気軽にお問合せください。

汚染のおそれのない容器に入れてください。

・個体試料は、ガラス容器にてお渡しいただくか、アルミ箔の光沢が少ない面を内側 (試料接触側)にして破れないように包んでいただき、また、におい成分が揮散しないよう、ジッパー付の袋などに入れてお渡しください

・液体試料は、酸性・中性の場合はガラス容器、塩基性の場合はポリ容器をご使用ください。液が漏れないようにしっかり蓋を閉めてください。