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複合材の繊維量評価

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はじめに

不織布は複数の繊維を組み合わせることで製造されています。今回の対象試料は、試料全体の40 %をガラス繊維が、残り60 %をポリプロピレンが占めるように製造されたものです。ソックスレー抽出-重量法およびFT-IRを用いることで、原料比が正規の状態であるのかを調べることができます。また、部位によって偏りができていないかも確認します。

外観写真・分析概要

 Fig.1 サンプル写真

⇒・ソックスレー抽出により、複合材のポリプロピレンのみをねらって溶解することで、量的評価を行います。

 ・抽出後の溶媒を、FT-IRで測定することにより、何が溶解したのかを分析します

 

               Fig.1 サンプル写真

分析結果

ソックスレー抽出により、ポリプロピレンを有機溶媒に溶解して、残ったガラス繊維の重量を精秤することで、 ガラス繊維含有量の確認ができました(Table 1)

  Table 1 ガラス繊維の定量分析結果

試料名 結果 (%) 平均 (%)
右端 n=1 38.1 38.4
n=2 39.2
n=3 38.0
左端 n=1 37.6 38.3
n=2 38.4
n=3 39.0
センター n=1 39.6 38.4
n=2 37.8
n=3 37.9

FT-IRにてポリプロピレンが有機溶媒に溶解したことを確認しました(Fig.2)

Fig.2 溶解したポリプロピレンのFT-IRスペクトルFig.2 溶解したポリプロピレンのFT-IRスペクトル

用途例

・紙中の樹脂分の抽出
・製品中のプラスチック含有比率の測定
・PM(粒子状物質)のSOF(可溶性有機成分)測定

関連規格

・JIS K 6229 ゴム溶剤抽出物の求め方(定量)
・JIS P 8224 パルプアセトン可溶分試験方法
(JIS P 8224はJIS P 8205製紙用パルプの樹脂分試験法の改訂版)

Q&A

沸点が150 ℃程度までであれば安定して抽出を行えます。
ヒーターの最高設定温度は400 ℃となっているため、150  ℃以上の沸点に関しても
検討試験を行わせて頂き、判断させていただきます。

5 g以上のご用意をお願いします。

試料受領後、翌日起算10営業日程度でメール速報いたします。