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土壌中の金属元素の全含有量分析

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土壌汚染対策法では、土壌中の有害金属の評価に、1 mol/L塩酸により溶出する分析方法が用いられます。これは汚染土壌を直接摂取した場合の人体への影響を評価するものです。しかし、この方法では、1mol/L塩酸に溶けない形態の元素は溶出されず、分析することができません。

一方、全含有量分析であれば、フッ化水素酸を含む混酸によるマイクロウェーブ分解法で土壌を分解し、含有する元素を溶液化して分析することで1 mol/L塩酸では溶けない形態の元素も分析可能です。
全含有量を分析することは、土壌中における元素の存在量の評価、汚染の原因調査に有効です。

分析概要

土壌の認証標準物質であるJASC 0402-2を用いて、8元素の分析の妥当性を検証しました。

認証標準物質Fig.1 認証標準物質 JASC 0402-2

標準物質をマイクロウェーブ分解によって溶液化し、ICP質量分析装置で測定を行いました。

Fig.2 マイクロウェーブ分解装置

Fig.3 ICP質量分析装置

分析結果

土壌の認証標準物質を分析した結果を Table 1 に示します。
本法では、各元素を良好な回収率で分析することができます。

Table 1 分析結果及び回収率

元素名 Cd Pb As Cr Se Cu Zn Ni
認証値(mg/kg) 31.0 45.7 38.6 53.4 24.8 13.5 78.6 10.6
分析値(mg/kg) 30.6 49.9 37.6 53.2 26.7 13.5 78.4 10.6
回収率(%) 98.6 109.2 97.4 99.7 107.5 100.0 99.7 99.6

Q&A

試料の状態によりますが、おおよそ 10 g 以上ご提出いただければ、分析可能です。

少ないサンプル量でも、実施できる方法を検討致しますので、お気軽にお問い合わせください。

試料受領後、翌日起算10営業日程度でメール速報可能です。お急ぎの場合は、可能な限りご要望にお応えします。別途、特急料金をいただく場合もございます。