CASES
気孔率測定
試験概要
気孔率とは、どのくらい空間 (気孔)が空いているかを表す数値です。
Fig.1 気孔率概要模式図
気孔率の管理により品質を維持している代表的な物を下記に示します。
- 食品業界 : パンの食感
- 化学業界 : スポンジの吸水力
- 陶業業界 : 食器/レンガの強度、炭の吸着力
- 自動車業界 : DPFユニットの強度、重量
気孔率の測定原理
当社では気孔率測定方法として、アルキメデス法、重量気孔率法、水銀気孔率法が実施可能ですが、アルキメデス法をメインで実施しております。
Table 1 気孔率測定方法の比較
| 名称 | 測定方法 | 計算式 | 注意点・デメリット |
| アルキメデス法 | 水中重量・飽水重量・乾燥重量を測定し、その比率から気孔率を算出する |
P=(Wa+w-WAir)/(Wa+w-WAq) P:気孔率 |
・水分の拭き取り方により、飽水重量が変動する |
| 水銀気孔率法 | かさ体積を測定し、気孔に圧入された水銀容積との比率から気孔率算出する |
P=Vtot/Vb P:気孔率 |
・圧入による水銀やセルの圧縮分も気孔として測定してしまい誤差大 |
| 重量気孔率法 | 乾燥重量・見かけ体積からかさ密度を算出し、真密度との比率から気孔率を算出する |
P:ρa/ρt P:気孔率 |
・読み取り顕微鏡で寸法を測定し見かけ体積を算出するため、薄物ほど寸法の読み取り誤差の影響が大きくなる |
アルキメデス法の手順
DPFの気孔率測定を例とします。

用途・規格
- JIS R 1634:ファインセラミックスの 焼結体密度・開気孔率の測定方法
- JIS R 2205:耐火れんがの見掛気孔率・吸水率・ 比重の測定方法
- セラミックスの品質管理