CASES
塗料片の混入工程の推定
はじめに
製品に混入した塗料片が、どの工程で混入したかを推定し、対策を実施することは非常に重要です。
混入が疑われる設備が複数存在し、見た目では判断ができない場合に、FT-IRでその成分を調べることで、混入工程を明確にし、有効な対策を実施することができます。
イメージ図

外観写真・分析概要
混入した塗料片と疑われる設備の塗料に対してFT-IRによる比較分析を実施しました。

分析結果


「製品に混入した塗料片」と「設備A」のFT-IRスペクトルが類似しており、「製品に混入した塗料片」は「設備A」由来であると推定されます。
この結果をもとに工程1の「設備A」を点検したところ、製品流路内に塗料の剥がれが見つかりました。
用途例
分析可能な試料サイズを教えてください。
目に見える異物の大きさ (100 μm程度)であれば測定可能です。
それよりも小さい場合 (30 μm程度)でも、マイクロサンプリング (機械アームを使って異物を採取する方法)にて採取することで測定可能となります。
試料量はどのくらい必要ですか?
測定方法や試料の状態にもよりますが、1 g以上のご用意をお願いします。
異物のみを分析すれば物質名とその用途まで分かりますか?
ライブラリー検索を行い、該当する化合物がヒットすれば特定することができます。
ヒットしない場合、特定に至らない場合もございます。
報告書には、特定した化合物の一般的な用途を記載させていただくことも可能です。
予想される物質があれば、比較物質も同時に分析依頼した方がよいでしょうか?
主成分が同じでも添加剤等の副成分が異なる場合もございますので、
予想される物質もご提供いただければより正確に比較することが可能です。
分析依頼をしてから、どれぐらいで分析結果をもらえますか?
基本的には、試料受領後、翌日起算10営業日でメール速報をさしあげます。
お急ぎの場合は、可能な限りご要望にお応えします。別途特急料金を頂く場合もございます。
お問合せの際に、お急ぎである旨お知らせください。