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離油度測定

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試験概要

離油度とは

潤滑剤を大別すると「油」と「グリース」の2種類に分けられます。
グリースとは、一般的に、油 (基油:ベースオイル) に増ちょう剤を加えて反応させ、油中に繊維状構造を成長・分散させて半固体状にしたものです。グリース内部では、増ちょう剤による繊維が油を保持するように密集しており、使用中に保持した油を少しずつ浸み出させることで潤滑作用が発生します。
この油を浸みださせる能力を「離油度」といいます。

※離油度が高すぎる → 油の流失が多くなり、寿命が短くなる
※離油度が低すぎる → 潤滑膜の形成が十分でなく、寿命が短くなる

離油度の測定方法

離油度の測定方法は、JIS規格 K 2220により次のように規定されています。

  • 試料を金網円すいろ過器にはかり取り、規定温度・時間保持した後、試料から分離した油の質量を測定し、離油度を算出する (Fig.1)

離油度測定イメージ図 Fig.1 離油度測定イメージ図

ろ過器の先端から長さ35 mmの位置まで、網目から試料がはみ出すように試料を内面に均一にへらで押し付けた後、試料表面を盛り上げ、ろ過器の網目からはみ出した試料を取り除いて、試料の全量が約 10 g となるようにはかり取ります。

次に、ろ過器をふたのかぎにつるし、ビーカー中に納め、規定の温度±0.5 ℃に保った恒温空気中に規定時間入れ、ビーカーを取り出し分離油の質量を測定します。

用途・規格

  • グリースの性能評価
  • グリースの劣化確認