CASES
FT-IRによる多層フィルムの断面解析
測定概要
多層構造を持つフィルムの断面を、顕微ATR法(全反射測定法)を用いて各層ごとに解析することが可能です。
測定方法
フィルムを樹脂包埋により固定した後、ミクロトームを用いて平滑な断面を作製し、多層構造の各層を顕微ATR法を用いて測定いたします。
測定手順
① 多層構造を持つフィルムの一部を採取し、常温埋込用樹脂を用いて樹脂包埋を行う
② 樹脂を完全に硬化させ、研磨機を用いて粗削りした後、ミクロトームを用いて試料の平滑な断面を形成する
③ 顕微ATRにて、フィルム断面の各層を測定する
操作手順

測定結果
測定手法:顕微ATR法(プリズム:ダイヤモンド)
試料情報:アルミチャック付き保存袋

Fig.1 測定結果
FT-IR測定した結果、①層はポリエチレンテレフタレート(PET)、②層および④層は酢酸ビニル(VA)、③層はアルミニウム(Al)、⑤層はポリエチレン(PE)が検出されました。
したがって、アルミチャック付き保存袋は、PET・VA・Al・VA・PEの5層フィルムであることが推定されます。
どのように依頼をすればよいですか?
まずは、問い合わせフォームよりお問合せください。
下記の内容を出来る限りご記入いただき、分析の可否等を折り返しご連絡差し上げます。
- 分析目的
- 試料情報
サイズ、数量、材質の予想、取扱注意点、予備試料の支給の有無など - 希望納期
- 報告形式:報告書フォーマット
必要なサンプルサイズは?
試料の大きさは 1 cm × 5 mm以上、厚さは 2 mm以下であれば測定可能です。
大きめにご提供いただき、技術担当者にて適当なサイズにカットして測定することも可能です。
納期はどれくらいですか?
基本的に、試料受領後、15営業日程度でメール速報差し上げます。
(装置の空き状況、試験状況により納期が前後する場合がございます。)
お急ぎの場合は、可能な限りご要望にお応えいたしますので、まずはお気軽にお問合せください。(別途、特急料金が発生する場合もございます)