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燃焼性試験

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試験概要

日常使用される工業製品は、火が触れた際に燃え広がりやすい素材で作られていると大きな事故に繋がるため、「燃え広がりやすさ」を把握しておく必要があります。

UL94規格について

プラスチック材料の難燃性尺度としてはUL94規格が広く用いられ、この難燃性の判定は、規定された寸法の試験片にガスバーナーの炎を当てて試験片の燃焼程度を調べる燃焼試験によって行われます。

Table 1 UL94表示説明

等級 試験方法 基準
5VA

<垂直燃焼試験>
・垂直に保持した試料の下端 (あるいは水平に保持した試料の下面中央)に5秒間ガスバーナーの炎を接炎させた後に5秒間離す操作を5回繰り返す

  1. 最後の接炎の後、60秒以上燃焼を続ける試料がない
  2. 試料の下方に置かれた脱脂棉を発火させる燃焼する粒子を落下させる試料がない
  3. 試料に穴が開かない
5VB
  1. 最後の接炎の後、60秒以上燃焼を続ける試料がない
  2. 試料の下方に置かれた脱脂棉を発火させる燃焼する粒子を落下させる試料がない
  3. 試料に穴が開いても良い
V-0 <垂直燃焼試験>
・垂直に保持した試料の下端に10秒間ガスバーナーの炎を接炎させる
・燃焼が30秒以内に止まったならば、さらに10秒間接炎させる
  1. いずれの接炎の後も、10秒以上燃焼を続ける試料がない
  2. 5個の試料に対する10回の接炎に対する総燃焼時間が50秒を超えない
  3. 固定用クランプの位置まで燃焼する試料がない
  4. 試料の下方に置かれた脱脂綿を発火させる燃焼する粒子を落下させる試料がない
  5. 2回目の接炎の後、30秒以上赤熱を続ける試料がない
V-1
  1. いずれの接炎の後も、30秒以上燃焼を続ける試料がない
  2. 5個の試料に対する10回の接炎に対する総燃焼時間が250秒を超えない
  3. 固定用クランプの位置まで燃焼する試料がない
  4. 試料の下方に置かれた脱脂綿を発火させる燃焼する粒子を落下させる試料がない
  5. 2回目の接炎の後、60秒以上赤熱を続ける試料がない
V-2
  1. いずれの接炎の後も、30秒以上燃焼を続ける試料がない
  2. 5個の試料に対する10回の接炎に対する総燃焼時間が250秒を超えない
  3. 固定用クランプの位置まで燃焼する試料がない
  4. 試料の下方に置かれた脱脂綿を発火させる燃焼する粒子の落下が許容される
  5. 2回目の接炎の後、60秒以上赤熱を続ける試料がない
HB <水平燃焼試験>
・試料を片端で固定して水平に保持しその自由な端に30秒間ガスバーナーの炎を接炎させる
・炎を離した後に試料が燃焼を続けたならば、その燃焼の速度を測定する
  1. 厚さが3.05 mm以上の試料については燃焼速度が毎分38.1 mmを超えない
  2. 厚さが3.05 mm以内の試料については燃焼速度が毎分76.2 mmを超えない、あるいは炎が試料の端から102 mmの点に達する前に燃焼が止まる

 

Fig.1 垂直燃焼試験 (V-0,V-1,V-2) 

Fig.2 水平燃焼試験 (HB)

 

Fig.3 垂直燃焼試験 (5VA,5VB_短冊試験片)      Fig.4 垂直燃焼試験 (5VA,5VB_平板試験片)

 

用途・規格

  • プラスチック材料の燃焼性試験
  • 自動車用内装材の燃焼性試験
    ・ISO 3795
    ・JIS D 1201
    ・ASTM D 5132