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レーザーラマン分光光度法による炭素材料の評価

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はじめに

レーザーラマン分光光度法は、物質の同定だけでなく、炭素材料の構造分析にも有効です。

外観写真・分析概要

DLC、フラーレン、グラファイト、カーボンナノチューブ、ダイヤモンドは良く知られた炭素材料です。炭素材料のラマンスペクトルには、1360 cm-1付近と1580 cm-1付近にラマンピークがあり、それぞれDバンド、Gバンドと呼ばれています。炭素材料の構造により、この2つのピークの強度比やバンド幅、ピーク位置が変化することから、種々の炭素材料の評価に用いられます

Fig.1 炭素材料別ラマンスペクトル 炭素素材

Fig.1 炭素材料別ラマンスペクトル

分析結果

Fig.2 DバンドとGバンド Fig.2 ラマンスペクトル

Fig.2は、炭素材料(グラファイト)のラマンスペクトルです。スペクトルには、グラファイトに共通して現れるGバンドとグラファイト構造の乱れ・欠陥に起因するDバンドが見られます。DバンドとGバンドのピーク強度比や半値幅から、グラファイトの結晶性や品質を評価することができます。

Table 1 DバンドとGバンド

ラマンシフト値 ピーク積分値 半値幅
(cm-1)
R値
Dバンド(1337 cm-1) 110387 136 1.07
Gバンド(1591 cm-1) 103065 66