CASES
電子部品・自動車製造工程のほこり成分分析
部品や製品の製造現場のクリーンルームにおいて、ほこり (ダスト)は異物 (コンタミ)として製品に付着・混入する可能性があるため、ほこり (ダスト)を発生させないことは非常に重要になります。ほこり (ダスト)が発生してしまった場合に、その成分を調べ、発生源を明確にしてから対策することが必要です。
異物 (コンタミ)の問題でお困りのお客様は、お気軽にお問合せください。
当社技術者が直接お打合せさせていただき、問題解決の道筋をご提案します。
ほこりの種類と分析方法
Table 1 ほこりの種類と分析方法
| モード | 種類 | 分析方法 |
| 有機物(綿ほこり) | 毛髪 | FT-IR、顕微業観察 |
| 繊維 | FT-IR | |
| プラスチック | FT-IR | |
| 無機物(砂ほこり) | 石 | ラマン、SEM-EDX |
| 金属 | SEM-EDX | |
| ガラス | ラマン、SEM-EDX、FT-IR |
外観写真・分析概要(綿ほこりの例)
Fig.1 ほこり (ダスト)の写真
Fig.2 ほこり (ダスト)のFT-IRスペクトル
クリーンルームのほこり (ダスト)の成分を確認して、発生源を確認します。
分析結果 (綿ほこりの例)
疑われる物質を、それぞれFT-IR測定して得られたスペクトルを比較した結果、ダストは毛髪 (白髪)であることがわかりました。
Fig.3 PET繊維
Fig.4 セルロース繊維
Fig.5 ナイロン繊維
Fig.6 毛髪 (白髪)
※毛髪は黒髪・白髪に関わらず、同様のスペクトルを示す事が判っています。人による差もほとんど無く判別可能です。
※人毛・獣毛の判別は、顕微鏡観察などで可能な場合がございます。
用途例
- 繊維だけではなく、見た目では分からない塗料・塗膜片の識別も可能です。
- スペクトルが同じ場合もJIS L 1030-1 (繊維製品の混用率試験方法-第一部:繊維識別)の6.4顕微鏡試験などの方法で繊維種の特定ができる場合があります。
注意事項
試料を提供いただける場合、異物をテープで採取するとテープの粘着成分の妨害により分析・解析に至らない可能性があります。
試料は、ガラス容器やスライドガラスなどに挟んでご提供をお願いします。
(当社にお問合せいただければ、無料でご用意させていただくことも可能です。)
よくある質問
分析可能な試料サイズを教えてください。
目に見える異物の大きさ (100 μm程度)であれば測定可能です。
それよりも小さい場合 (30 μm程度)でも、マイクロサンプリング (機械アームを用いた異物採取方法)にて採取させていただくことで測定することもできます。
試料量はどのくらい必要ですか?
測定方法や試料の状態などにもよりますが、1 g程度ご用意をお願いします
試料送付方法を教えてください。
異物をガラス容器やスライドガラスなどに挟んでご提供をお願いします。
採取困難な場合は、試料採取方法からお問合せください。
分析依頼をしてから、どれぐらいで分析結果をもらえますか?
試料受領後、翌日起算10営業日程度でメール速報差し上げます。
お急ぎの場合は、可能な限り柔軟に対応させていただきますが、別途、特急料金が発生する場合がございます。
まずはお問合せいただき、ご希望の納期をお伝えいただきますようお願いします。