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表面分析による部品の劣化原因調査

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ある製品の部品が劣化し、破片が発生しました。劣化の原因には、大きく2つあると言われています。

  • 化学的な原因による劣化 (酸やアルカリなどが暴露することによって劣化する)
  • 物理的な原因による劣化 (強い力が加わり、破断・劣化する)

化学的な原因による劣化の可能性の有無を、表面分析を行うことによって、調べることができます。今回はSEM-EDXを用いて表面分析を行い、その原因を突き止めることにしました。

外観写真・分析概要

点線の部位にて劣化部品を切断し部品断面を切り出して、断面の元素分析(マッピング分析)を行いました。

 

 

 

 

 

Fig.1 劣化部品の外観

分析結果

元素分析により、部品に含まれていない硫黄元素が部品表面に付着しているを確認できました。   Fig.2 マッピング分析結果  Fig.2 マッピング分析結果

この分析結果をもとに、劣化部品が発生した現場周辺を確認したところ、硫酸が通過する配管があり、その硫酸が部品に付着し劣化したと推定されます。配管を遠ざけることや、部品を耐硫酸コーティングすること等の対策立案のヒントに繋げる事ができました。このように元素分析を行うことによって、劣化・腐食の原因を化学手的な視点で調査することができます。