CASES
コロードコート試験
試験概要
コロードコート試験は、試験片にコロードコート泥を塗布し、乾燥後、湿気槽内に放置し腐食程度を調べる試験です。寒冷地などでは凍結防止用に食塩等が散布され、これが泥と混じり、めっき製品に付着することで腐食が発生するのを人為的に再現させた試験です。寒冷地を走る自動車用部品の評価に必要となる場合があります。

Fig.1 コロードコート試験イメージ図
- コロードコート泥の作り方
硝酸銅溶液7 mL、塩化鉄()水和物溶液33 mL、塩化アンモニウム溶液10 mLを混合し、
はくとう土を30 g加え、均一に混合するまでガラス棒で撹拌します。
試験方法
- コロードコート土を刷毛で円を描くようになすりながら塗る
- 湿度20±5 ℃、相対湿度50 %以下で1時間以上放置して乾燥させる
- 乾燥させた試料を並べる
- 試験槽内を、温度38±2 ℃、湿度80~90 %に保ち、16時間を1サイクルとし暴露する
- 試料を流水で洗浄し、柔らかい布なので拭き取って乾燥させる
- 5 mm又は2.5 mm幅の格子が書かれた透明なプラスチック板を評価対象面に密着させ、
腐食欠陥を含んだ格子数を数える事で、局部腐食率及び全体的腐食率を算出する
評価方法
- 局部的腐食率= ((腐食欠陥を含んだ格子)/(5 cm×5 cm内の格子数))× 100 [%]
※ただし、局部的腐食率の評価対象面は腐食欠陥が最多の5 cm×5 cmの部分となる - 全体的腐食率= ((腐食欠陥を含んだ格子)/(有効面を覆うため必要な格子数))× 100 [%]
※ただし、全体的腐食率は有効面面積が25 cm2以下の場合に適用する
用途・規格
- JIS H 8502:めっきの耐食性試験方法