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紙製品の組成分析

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近年、海洋マイクロプラスチック汚染問題により、プラスチックに替わる素材として紙が注目されています。また、紙製品の需要の変化により、新製品の開発も進んでいます。紙の主成分はパルプ繊維であり、セルロースが多くを占めますが、その次に多い成分は、填料である無機鉱物です。炭酸カルシウムやクレーが主な填料で、紙の白色度や不透明度を上げる働きがあります。

蛍光X線分析装置は、切り抜いた紙をサンプルホルダーに取り付けるだけで、無機元素組成を迅速に測定することができます。製品開発や品質管理において、これらの無機鉱物量を知ることは、情報収集や現状把握につながります。開発品の比較分析、工程でのトラブル対策など、紙製品の分析でお困りのお客様は、お気軽にお問合せください。ご相談は無料です。

分析概要

切り抜いたコピー用紙をサンプルホルダーに取り付け(Fig.1)、蛍光X線分析を行いました。

波長分散型蛍光X線分析装置       Fig.1 神取り付けた               Fig.2 波長分散型
        試料ホルダー外観写真              蛍光X線分析装置   

分析結果

炭酸カルシウム由来と思われるカルシウムが多く検出されました。また、クレーの主成分であるケイ酸アルミニウム由来と思われるケイ素、アルミニウムも検出されました。

Table1 コピー用紙の簡易定量分析結果

成分名 Na2O MgO Al2O3 SiO2 SO3 Cl CaO Fe2O3 ZnO C6H10O5
(残分)
分析値 mass% 0.06 0.07 0.09 0.11 0.03 0.04 7.47 0.02 0.01 92.1

紙のXRF-WDXスペクトルFig.3 紙のXRF-WDXスペクトル

用途例

・コピー用紙、上質紙などの組成分析
・正常品、異常品の比較分析

Q&A

試料の状態にもよりますが、A4サイズであれば2~3枚ほど必要です。

測定部位全体での結果となるため、異物が入っている場所と入っていない場所を比較することは可能です。異物のみ分析したい場合は、顕微鏡等別の方法を用いて分析することは可能ですので、ご相談ください。

試料受領後、翌日起算10営業日程度でメール速報可能です。お急ぎの場合は、可能な限りご要望にお応えします。別途、特急料金をいただく場合もございます。