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耐薬品試験(高分子試験片の浸漬試験)

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目次

概要

製品使用環境に存在する水分の、酸・アルカリ性度合によって材料の劣化度合いが変化し、製品寿命に大きな影響を与えます。耐薬品試験では、pHや温度をコントロールした状態で材料を加速劣化させることで製品寿命の確認を行います。

試験実施例

Fig.1 コンクリート用連続繊維補強材の耐アルカリ試験(JIS A 1193)

  • 浸漬後に目視で色、表面状態及び変形を比較し写真撮影を実施 (JIS A 1193)
  • 浸漬後の伸縮の計測
  • 上記が終了後、引張試験を実施し強度確認を実施 (JIS K 7087)

※材料を浸漬させる薬品の種類、浸漬時間、温度等についてはお客様ご都合に変更可能ですのでご相談ください。

Table 1  浸漬試験に用いる酸の例

酸の種類 酸化力 特徴
塩酸 酸化力はない、還元力を有す。CIが金属と錯体形成。
硝酸 多くの金属の溶解に向く。AI、Crの溶解時不動態化。Sn、Sb、Teなどは加水分解をおこし沈殿発生。
硫酸 濃硫酸は酸化力あり、希硫酸は酸化力がない。高温での濃硫酸はきわめて酸化力が協力。粘性が高い。沸点が高い。
過塩素酸 常温では酸化力がなく、高温で極めて強い酸化力を有す。高温の過塩素酸と有機物が接触すると爆発する。
ふっ酸 ガラスなどのケイ酸化合物の分解に有効。酸化力はない。
王水 濃塩酸と濃硝酸の混合液。塩酸 : 硝酸=3:1
酸化力が高い。貴金属の溶解に向いている。

 塩酸、硝酸、硫酸、過塩素酸、ふっ酸、王水を浸漬液として使用可

  • JIS A 1193:コンクリート用連続繊維補強材の 耐アルカリ試験方法 
  • JIS A 5209:セラミックタイル 
  • JIS R 1614:ファインセラミックスの 酸及びアルカリ腐食試験方法
  • JIS K 7114:プラスチック−液体薬品への浸せき効果を求める試験方法