CASES
貴金属触媒の分析
はじめに
自動車をはじめ工業用の排ガス触媒に含まれる貴金属は、高分散技術が進んだことにより、ナノサイズ化、担持量が減少し、貴金属の観察および評価が難しくなっています。
当社では、長年化学分析に携わってきたノウハウを駆使して、お客様の「見えない」を「見える」に変えます。
外観写真・分析概要
貴金属が担持されている触媒担体を化学的に除去し、X線回折(XRD)や、電子顕微鏡観察 (SEM、 TEM)を容易にします。
Fig.1 測定試料イメージ
分析結果
XRDを行うと、処理前では、触媒担体に埋もれてPtの回折ピークを確認することが困難でしたが、処理後では明確に確認することができ、その半価幅から結晶子径の評価が可能になります。最近の触媒には、上記主触媒に加え、助触媒など様々な元素が添加されているため、条件検討が必要になります。
Fig.2 触媒の測定結果
用途例
- 自動車用排ガス触媒の貴金属粒径評価
実績
- Pt/γ-Al2O3触媒 (ディーゼル、ガソリン排ガスフィルタ)
豆知識
一般的に触媒で用いられる貴金属は、白金族元素 (Platinum Group Metals: PGMs)であり、主にPt、Pd、Rhが使われています。これらは、触媒反応点を増やすため、触媒担体といわれるγ-Al2O3などの比表面積の大きい酸化物に、貴金属を小さく、たくさん散りばめられています。